太陽と私と
紗凪と別れてから届けてくれたお弁当を持って1組の教室に向かった。



教室のドアを開けると、児童から



「槙田先生、おそーい!」



と言われ、「ごめんごめん」と謝った。



俺が机に座ると、日直が号令をかけた。



「手を合わせてください!いただきます」



お弁当を開けると、ほうれん草のお浸し、れんこんのきんぴら風など俺の健康を考えた野菜中心のメニューだった。



大翔のお弁当を毎日作っているのに手抜いてないんだなと思った。
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