偽りの翼Ⅰ 




「みんな、よろしく!!」



いい人たちだな。



やっぱり、裕翔の言う通り温かい人達。



「隆史が帰って来るまで待つか。」



「ねぇ、私は、みんなのことなんて呼べばいい?さん、とかつけたほうがいいのかな?」



「呼び捨てでいいんじゃない?」



「うん、それでいいと思う。」


え、呼び捨てにしていいの?


「そっか!じゃあ、呼び捨てにするねっ私のことも、呼び捨てにしてくれて構わないからっ!」



「わかったー」







それから私は裕翔たちと喋りながら隆史と言う副総長の帰りを待った。





千尋くんや陽翔、優太は私と同じ高校三年生で



優真や琉、達也は高校二年生だということが分かった。




しばらくすると階段を上ってくる音が聞こえた。



「お、隆史が帰ってきたぞ。」


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