偽りの翼Ⅰ
「まあ、花恋。俺が友達1号になってやっから落ち込むな…」
えっ?友達1号???
「は?」
「友達になってやるよ。」
「うわー、なにっその上からっ目線っ!!」
ポタッ
「は?お前何泣いてんの!?」
嬉しくて涙がでてきた。
「裕翔がそんなこと言うからぁ!」
嬉しくて、泣いちゃったじゃん…。
「裕翔ぉ!ありがとっ!」
裕翔とはさっき出会ったばかりなのに。
昔から一緒にいたような、そんな感じがした。
「お前なぁ、それくらいで泣くなっつーの。」
「裕翔が泣かしたんじゃんか…ずびっ」
「はいはい…てか、時間やばっ!」
いきなり裕翔が、そう叫んだ。
「時間?これからなんかあるの?」
「おう、そうなんだよ。仲間に呼ばれててな。」
「ふーん。そっか。」