偽りの翼Ⅰ
「ごめーん、雅待った??」
花恋が来た。
「ううん!私、早くついちゃって!」
「そっか、じゃあいこっか」
今はまだ待ち合わせの30分前なのに。
「うん!」
花恋は優しい。私の話を聞いても軽蔑しなかった。
花恋もきっとなにか辛いことをかかえているんだと思う。
「どこに行こうか?」
「うーん、そうだ、美味しいカフェ見つけたんだけど一緒に行かない?」
花恋と会わなかった一週間で美味しいカフェを見つけたんだ。
「ほんとう!?いいね、カフェ行こうか!ケーキ食べたいー!」
こうして、私達はカフェに行くことになった。