偽りの翼Ⅰ
でも、ある日。
私たちが崩れ始めたんだ。
「今日から姫が二人になる。」
透から唐突に告げられた。
「…え?」
「今日から桜風の姫になる由美香だ。」
「はじめましてっ、今日から姫になる桜田由美香ですっ!よ、よろしくお願いします!」
由美香は、好印象な子だった。
「よろしくね、由美香。」
「うんっ、花恋ちゃんっ!」
かわいいなあ、それが第一印象だった。
姫が二人になってから3ヶ月くらい経った頃だろうか。
異変が起き始めたのは。
「花恋、一緒に倉庫行こーぜ。」
いつものように透が誘って来た。
「うんっ!」
「よし、ちゃんと捕まってろよー」
「うんっ!!」
私たちが崩れ始めたんだ。
「今日から姫が二人になる。」
透から唐突に告げられた。
「…え?」
「今日から桜風の姫になる由美香だ。」
「はじめましてっ、今日から姫になる桜田由美香ですっ!よ、よろしくお願いします!」
由美香は、好印象な子だった。
「よろしくね、由美香。」
「うんっ、花恋ちゃんっ!」
かわいいなあ、それが第一印象だった。
姫が二人になってから3ヶ月くらい経った頃だろうか。
異変が起き始めたのは。
「花恋、一緒に倉庫行こーぜ。」
いつものように透が誘って来た。
「うんっ!」
「よし、ちゃんと捕まってろよー」
「うんっ!!」