偽りの翼Ⅰ 




……………………



ツーンと鼻に来る




薬品の香り



目覚めるとそこは真っ白なところ




「かれん…」



「お母さん?」



「よかった、目覚めて…」



お母さんは私をぎゅっと抱きしめた




「…………?」



抱きしめられた私は疑問に思った




「ここは、どこ?」




「病院だよ」




「え、なんで?かれん、具合悪くなっちゃったの?」



「………………………うん」







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