偽りの翼Ⅰ 




「え?かぜ?」



「…そうだよ、かれんはねいきなり倒れちゃったんだよ…?もう、お母さんびっくりしちゃったっ」




―――ああ、この時私の記憶は塗り替えられたんだ。お母さんの手によって。



それから5日後



「いつになったら、かれんはおうちに帰れるの?」




「あと、少しだよ」



何も知らない私は



起こったことを忘れて




3日後に退院した









< 256 / 282 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop