君色ボイス
お父さんが、家まで送ってくれると言ったが、それは断った。ものすごく、誠司くんに会いたかったから。お父さんと別れると、私は誠司くんを探しに出た。










「あ…!!」

誠司くんは校門のところにいた。後ろ姿だけど間違いない。

「誠司く…」

そのときやっと気づいた。誠司くんは1人ではなかったということに。誠司くんと一緒にいたのは同い年ぐらいの綺麗な女の子だった。そして…

「キス…」

私は泣きながら走り出していた。

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