君色ボイス

事実と後悔と…

「なんで…てか、私の名前!?どうして…?」

「そりゃ、せいちゃんから聞いてたからね。」

『せいちゃん』って…誠司くんのことだよね。彼女さんに私のこと話してたんだ…何て言ってたんだろう。多分、いつもみたいに『ガキ』とか『チビ』とか言ってたんだろうなぁ。

「和沙ちゃんって、せいちゃんが話してた通りカワイイね。もう、抱きつきたいー!!」

カワイイって、あなたに言われたくないです。それより…






「誠司くんが私のこと『カワイイ』って言ってたんですか?」

「うん。和沙ちゃんの話をするときはいつも。でも、せいちゃんの気持ち分かるなぁ。こんなにカワイイ子がいたら誰でもかまいたくなるよ。」

そんな、信じられない。てか、彼女に他の女のことカワイイって言うかな普通?それに、彼女さんも全然気にしてなさそうだし。

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