君色ボイス
「……あのさ、前から思ってたけど、俺らって安藤の話題は避けてきたよな。」
なんて、急に琉麻がしゃべったと思ったらそんなこと言って。
「それが?」
「このままでいいのかなって、ちょっと思っちゃったりしたんだよね。今どこにいて、何をしてるかって、今でも考えてる。お前らだってそうだろ?」
そして、みんな黙ってしまった。流れる沈黙。そのとき、口を開いたのは、梓ちゃんだった。
「…バカみたい。やっぱり、和沙ちゃんがいなきゃ意味ないよ。どうして和沙ちゃん、何も言わずに行っちゃったんだろう。私、やっぱり会いたいよ。」
「私も。気づいてあげられなかったから、後悔してきて、忘れるために避けてきたけど、意味ないよね。和沙のこと、忘れられるわけなんてないのに。」
なんて、急に琉麻がしゃべったと思ったらそんなこと言って。
「それが?」
「このままでいいのかなって、ちょっと思っちゃったりしたんだよね。今どこにいて、何をしてるかって、今でも考えてる。お前らだってそうだろ?」
そして、みんな黙ってしまった。流れる沈黙。そのとき、口を開いたのは、梓ちゃんだった。
「…バカみたい。やっぱり、和沙ちゃんがいなきゃ意味ないよ。どうして和沙ちゃん、何も言わずに行っちゃったんだろう。私、やっぱり会いたいよ。」
「私も。気づいてあげられなかったから、後悔してきて、忘れるために避けてきたけど、意味ないよね。和沙のこと、忘れられるわけなんてないのに。」