君色ボイス

最大の鼓動

夢から覚めると、まだ4時。もう一度寝ようとはしない。和沙を失った日の夢を見た後は寝付けないことを知っているからだ。それから仕事の時間まで俺は和沙から受け取った手紙を眺めていた。何時間も眺め続けた。

「和沙…愛してる。さすがに待たせすぎだよ…」

俺は仕事場へ向かった。今日はマックスビートの収録だったな。

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