君色ボイス
「梓ちゃんがさ、どうしても和沙を呼ぶんだーって譲らなかったんだ。輝も賛成で。たとえ来なくても、席さえあれば和沙が祝ってくれてるっておもえるって。」

梓ちゃん……っ。

「私、絶対行く。来なくてもいいって言われたって行ってやるんだから!!」

「だな。でもさ、せっかくならサプライズにしない?」

「サプライズ?」

「そう、和沙がいきなり来たら絶対びっくりして喜ぶって。どう?」

面白そう……

「その顔は賛成だね。だから、まだ誰とも再会したりすんなよ。」

「分かった。」

楽しみだなぁ。










そして、月日は過ぎ、梓ちゃんたちの結婚式は明日となった。
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