君色ボイス
「和沙、今の電話お姉さん?」

「うん!」

「その顔だと、また出待ちの打ち合わせ?」

「バレた?」

この子達は私の親友の梓ちゃんと瑠璃子ちゃん。オタクと言われる私のたった2人の友達です。

「いいなぁ、なんか、人生楽しんでるって感じだよね。」

「瑠璃子ちゃん。もしかして、バカにしてる?」

「かずちゃん。思い込みだよ。るりちゃんもそんなつもりじゃないでしょ?」

「梓だって、さっきまで彼氏とデートの計画立ててたじゃない。」

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