君色ボイス
「そしたら、和沙のこと嫌いじゃなくなってた。今では、輝と同じくらい心を許せている。ありがとな。和沙のおかげで俺、」

「ま、待って!!」

なんか、いい話っぽい。こういうの苦手なんだよー。誠司くん、キャラ変わっちゃってるし。

「いいから、聞け!」

「嫌だ。ぜーったい聞かないもん。」

「あっそ。ま、和沙はあと身長と…胸があればな。」

「な…っ!!」

人が気にしてること言ってくるなんて…身長は確かにクラスで1・2番目にちっちゃいけど…

「女子に向かって、胸ちっちゃいとか言わないほうがいいと思う。」

「誰がちっちゃいなんて言った?和沙の思い込みじゃない?」

「…やっぱ、誠司くんのこと嫌い。」

「嘘だろ?俺のこと本当は大好きなのに?」

「そんなの言ってない!!」

やっぱり、誠司くんなんて嫌い…大っ嫌い!!!!!
< 35 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop