君色ボイス
放課後になると、2人に別れを告げ、アフレコを行っているスタジオへ向かった。気持ちが高まっていたこともあって、無意識のうちに廊下を走ってしまっていた。



「あ、危ない!」

1人女の子の声で気づいた。目の前には男子生徒の姿があった。

「と、とまらない!!!!?」

もう少しでぶつかってしまう。覚悟を決め、止まることを諦めた。
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