君色ボイス
嘘…じゃあ今のって…

「おはよう。和沙、今メッチャ顔赤いけど?もしかして…初めてだった?」

私、誠司くんとキスしたんだ。それも、私をからかって…なぜだか涙が溢れた。

「か、ずさ?え…マジで初めてだったんだ…ゴメン、やりすぎた。本当にゴメンって。実は、」

「誠司くんの……バーカ!!!」

最悪。なんで?誠司くんにとってはキスは遊びかもしれないけど、私にとっては、大事なファーストキスなんだよ!もう、旅行、一緒に行きたくない…あんなに楽しみにしていた観光も、体調が悪いからと宿で待っていた。
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