君色ボイス
部屋の扉が開く音と共に、梓ちゃんの言い合う声が聞こえた。

「梓?一体誰が来てたの?」

「るりちゃん、ちょっと喉渇いたから飲み物買いに行こう!」

さっきの声とは違い、梓ちゃんの声はいつもの穏やかな声だった。

「梓ちゃん、喉渇いたなら私のお茶、あげようか?」

「へ!?…いや、かずちゃんの貰うわけには…るりちゃん行こう!!」

どうしたんだろう?梓ちゃんにおされながら、瑠璃子ちゃんは部屋を出て行ってしまった。部屋を出るとき、なんか声したけど、何かあったのかな?

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