君色ボイス
未来のカタチ

家族と私

「いいかー、その手紙は絶対に保護者に渡せよ。以上。」

「起立ー、礼。」

その日のHRでは再来週行われる三者面談の話がされた。

「三者面談かー。憂鬱だよ。」

「梓は将来、どうするか決めてないの?」

「んー、考えてはいるよ。」

は、初耳なんだけど。

「あのね…漫画家、目指そうと思ってて。」

「漫画家!?梓ちゃん、漫画家目指してたの!!?」

「うん。実は、もうすぐデビューできそうなんだよね。」

すごい!!梓ちゃん、夢もうすぐ叶うんだ!!

「応援してるね!!」

「ありがとう。」
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