君色ボイス
家を飛び出し、私はとりあえず、梓ちゃんの家へ向かった。






『はい。』

「あの私、和沙です。」

『和沙ちゃん!ゴメンなさいね。梓、今出かけてて。』

この様子だと、梓ちゃんの家族は知らないみたいだな。

「そうですか。分かりました。」

梓ちゃん、どこにいるんだろう…そもそも、どうして梓ちゃんが連れ去られたり…あっ!!

「辻岡くん関係か…」

辻岡くんって昔、喧嘩強かったって噂聞いたことある。もしかして、その関係者が梓ちゃんを連れてったんだ。そうと分かれば…

< 85 / 182 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop