Believe*Future


相手は郁吹だった。
郁吹は俺のチームの総長だ。



「どーした?」


郁「いや、今そっちの状況どうなのかと思って。」


「特に変わらんけど。」


郁「そうか。」


「逆にそっちはどうなわけ?」


郁「こっちもそんなに変わってないな。」


「そ。」




よく分からん会話で終わった。



郁吹はどっちかというと俺側かもしれない。
総長の癖に穏やかで優しい。
威張ることもしずにみんなを見守る側にいる。


でも、そんななのにケンカは強い。
だからみんな付いてきてるのかもしれない。



俺はいつかみんなを裏切るかもしれない。
結愛にも。
それでも結愛の力になりたいし、助けてあげたい。

そう思う事はダメだろうか…………?





〜〜♪



そんな事考えてるうちにまたスマホの着信が流れた。





相手の名前を見て、俺は昔の俺に戻った。






side恭成end

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