Believe*Future



雅「結愛に免じるけど…
結愛も結愛だからな。
こいつらに会いに来いよな。」


「う、うん。ごめんね。」


巳「まぁ、それぐらいにして
そろそろ始めたら?」


雅「そうですね。」




みんなは、今起きていることやこれからの事について話し合い始めた。
私はその話を聞いているだけだった。



雅「じゃあ、今日はこの位で。
何かあったら連絡して下さい。」


「ちょっと待って。」



帰り支度をしようとしていたみんなの手が止まり、私に視線が向いた。



「みんなに話しとかいけないことがあるの。」



みんなは、体の向きを私に向けて姿勢を正した。


私はその姿勢を見て意を決して話し始めた。



「瀬鳥恭成を知っている?」


蒼「瀬鳥恭成っていえば、双龍の幹部の?」


カ「双龍って確か龍月の傘下だったよね?」


凌「そいつに何かされたのか?」


「ううん、何もされてないよ。」


唯「じゃあ、どうしたの?」


「彼は別なの。
私の事を信じてくれた人なの。
この前、ばったり会ったの。」


「堀江美雨乃のことを話したの。
そしたら、手伝ってくれることに
なったの。それを私は信じたい。」



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