Believe*Future




〜2年前〜




弟が中学生に上がり、私は中学3年になった。
学校から帰ってきて、家でまったりしていた。



ピンーポーン



家のチャイムがなり、私はインターホンを覗いて、急いで家を出た。



ガチャッ

トトトッ

ギュッ


?「結愛は相変わらず、甘えだな笑」


「ヤダ?」


と抱きつきながら上を向いて聞いた。


?「///ちょっ、それは反則!」



よく分からず、首を傾げた。



?「それも、反則。」



顔を赤くして、そっぽを向いたのは、私が今付き合っている2つ年上の彼氏。幡中空輝。



「それより、どうしたの?」


空「そうだ、実は報告がある。
俺、総長に任命された!!」


「え!本当?おめでとう!!」



空輝は、世界1の暴走族輝神の幹部だった。
そして、総長になった。



空「それで、結愛にお願いがある。
姫になって欲しい。」


「え?」


空「ちゃんと直也さんにもお願いするけど、
結愛の気持ちも聞きたい。
結愛を守らせてほしい!」


「空輝のそばにいれるなら、なる。」


空「結愛。絶対に離れるなよ!」


「うん!」



私が、輝神の姫になったのは空輝がいたから。
そんな軽い気持ちで、姫は務まらないってことは後々気づくことになった。


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