Believe*Future


私は空輝が総長になって初めて、輝神の溜まり場に来ていた。


他のメンバーとは、別の場所とか誰かの家とかで会ったことはあったけど、溜まり場には仲間となった者しか近づくことさえ許されない。


私は、総長の姫となって許された。



空「結愛、そんな端に居なくても。
ここにおいで。」


「だって、端の方が落ち着くから…。」


空「ここにいるのは、結愛が姫になったこと
認めてる奴ばっかなんだから。
な、隼人。」


隼「ん?あぁ、結愛なら大歓迎だな。」


?「俺も、結愛可愛いから超歓迎!!」


雅「茅陽、結愛口説いたら殺されるぞ。空輝に。」


?「茅陽なんか、空輝に殺されればいい。」


茅「悠良、俺に恨みでもあんのか?」


悠「ありまくり。いつも俺をバカにするから。」




2人の言い合いに、私は落ち着いてきた。
空輝の元まで行き、改めて言った。



「これから、姫としてみんなにお世話になります。
よろしくお願いします。」



空輝に頭をポンッと撫でられ、姫になった実感を感じた。


茅陽―チヒロ―、悠良―ユラ―、隼人、雅によろしくと温かく迎えられた。



だけど、それが一変することに私は知らなかった。


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