Believe*Future
晃「そうだ!結愛、この後、暇か?」
「うん、何もないけど。」
祈「他のみんなが結ちゃんに言いたいことが
あるから来て欲しいって言ってたから。
倉庫に来てくれないかな?」
「……分かった。」
今回は大丈夫。
信じよう。
放課後になり、龍月の倉庫に向かった。
私は、流輝の後ろに乗っていた。
祈颯や晃史が何か言ってたけど、慎史に言われて諦めてた。
今年、4度目。
1度目…葵衣として無理やり連れてこられた。
2度目…堀江美雨乃に近づくため姫になり、歓迎会。
3度目…全てを終わらすために戦いに。
4度目…結愛として。
晃「みんな連れてきたぞ!」
そうこの中に入ると、みんなが私に注目した。
楓「結ちゃん。」
「楓生。久しぶりだね。」
楓「はい。
他のみんなが言いたいことがあるので聞いて下さい。」
下1「結愛さん。1年前、ここに迎え入れたのに
それを仇にして嫌がらせしてしまってすいません。」
下2「信じれずにすいません。」
大「結愛さん、近くにいて、辛い気持ち知ってたはずなのに
信じてあげれなくてすいません。」
…大也。
その隣には朋弘がいた。
楓生と同じ位、あの時仲が良かった。
2人も周りと同じようになってしまった。
でも、あの時は辛かったけど、きっとこれからは友達として前の時みたいになれるはず。
「…もう、謝らないで。私はもう許してるよ。
辛かったけど、私を支えてくれた人達がいたから。
だから、今度は友達としてまたよろしくね。」
下『……はい!』
きっと、もう大丈夫。
仲間になれなくても、前のように話せる日が来るから。