Believe*Future
屋上にて、さっきのことをみんなに話した。
そしたら、
「ひとりで話したの?」
「俺たちを呼んで!」
「もしもの事考えて」
とか言われて、何故か怒られた。
流石に美雨乃も私にはもう手を出さないと思うけどな。
思考を読んだのか、「甘い!」って言われた。
だから、とりあえず謝っといた。
でも、流輝だけは
「よかったね。」
って言ってくれた。
流輝はいつも私が欲しい言葉をくれるから、胸がギュッてくる。
暖かくなるんだよ。
「うん!」
満面の笑みで答えた。
みんなが赤くなったことは気づかないでおいた。
そんな時
〜〜♪
着信音が流れた。
晃「誰の着信?」
祈「僕のじゃないよ。」
この音は私のだ。
誰からだろう?って思い見た。
“雅”
って表示されてた。
「もしもし?」
雅『やっと出た!
結愛、今すぐ学校の外まで出てきて!
今、そこにいるから!』
「どうしたの?」
雅『空輝が……とりあえず来て!
移動しながら言うから!』
空輝?
ドックン
嫌な予感がした。
流「結愛ちゃん?」
「私、行くね…。」
涙を堪え、雅の元へ走っていった。