Believe*Future
祈「ねぇねぇ、玲欧。
そろそろいいと思わない?」
晃「そうだよ!俺も賛成♪」
慎「そうですね。僕も賛成ですよ。」
透も何故か頷いた。
私1人だけが理解していなくて話についていけなかった。
玲「そうだな。一緒にいる所結構見せつけたし、後は、流輝だけだな。」
祈「大丈夫だよ♪流輝も結ちゃんのこと好きだよ♪♪ね?結ちゃん♪」
「え?う、うん。流輝くん結構良くしてくれるよ?」
晃「まぁ、反対することはないと思うぜ。」
玲「念のためだ。」
やっぱり、私だけが話が分かっていないみたい。
「あ、あの、何の話してるの?」
祈「分かってなかったの?」
「うん。私が聞いてもいい話?」
慎「結愛さんは聞かなきゃいけない話ですよ。結愛さんを龍月の姫にしようって話です。」
玲「そういう事だ。」
「……姫に私が?」
晃「そうだぜ♪嬉しいだろ♪♪」
「私なんかがならない方がいいと思います。」
祈「えっ?なんでそんな事言うの?
僕達は結ちゃんに姫になって欲しいんだよ。」
慎「そうですよ。あなたは他の女子と違って、欲で近づいた訳ではないのですから。」
欲で近づく訳がない。
今まで誰一人と私の所に近付いた人なんて私に手を掛ける人ぐらいだ。
もし、私が龍月の姫になったらみんなに迷惑がかかるんじゃないかな。
玲「もし、変な事考えてたら、俺達のこと信じてないってことだからな。」