Believe*Future
美「馬鹿よね。あの連中。
あんたの方が正しかったのにねw」
そう言って、私の側から離れた。
私は何も言えなかった。
この事を龍月のみんなに言ったって信じては貰えない。
もっと私がしっかりしていれば
私は思った。
?「今の話本当なの?」
「り、流輝。」
何でここに流輝がいるだろう?
不思議に思ったけど、聞かれてたことにどうしようと思った。
流「結愛ちゃん、その話が本当なら玲欧達に話した方が良いよ。」
「流輝、この話どこから聞いていたの?」
流「どこからって結愛ちゃんが正しかったって聞こえただけだけど。」
「じゃあ、流輝。
言わなくて良いよ。」
流「え?何で?」
「悪いのは私なんだから。
私がもっとしっかりしていれば良かった話なんだよ。それに、今のじゃ私は信じて貰えないよ。」
流「それは、言ってみないと分かんないよ。」
「分かるよ。だって、私の言葉は誰にも届かなかったんだから。」
流「そんな事は…」
「届いてたら、今こうしていないよ。」
流「………。」
「だから、大丈夫だよ。」
流「結愛ちゃん!俺は結愛ちゃんの事ずっと信じてたから。俺は知ってるから、結愛ちゃんがそんな事しないってこと。だから、何かあったらいつでも俺に言って!」
「ありがとう。」
私は、嬉しかった。
1人でも私の事を信じてくれる人が居るのなら。それが流輝で良かった。
私はその場から去った。
流輝のためにも、もう誰も傷つけるわけにはいかないから。
誰も見ていないことを確認して、私は離れた。