光を求めて
話が終わったのだろうか。
部屋の中にいた髭の生やしたおじさんが近づいてきた。
嫌な目だった。
下から上を舐めまわすかのようにじっくり見る。
一緒に来た男の人はいつの間にか消えていた。
怖くなり一歩ずつ下がる。
だけど髭の生えた人は鎖を掴み、顔を近づけてきた。
「いや!」
反射的に顔を逸らす。
無意味な行動だった。
力づくで顔を元に戻される。
「やっ・・・!!!」
ニヤァと笑い鎖を引っ張ると奥の部屋に連れて行かれた。
ベットに押し倒される。
両手両足が動かせないため抵抗ができない。
「~~~~」
気持ち悪い気持ち悪い。
泣き叫ぶが誰も助けてくれない。