光を求めて



毎日のようにご飯をくれた。



美味しくて嬉しくて幸せだった。



言葉は通じないけどそれでも良かった。



あの辛い日々がウソだったかのように。



名前はわからない。



だけど素直に嬉しかった。




今日も何事もなく終わる、そう思ってた。



だけど違った。




寝ていると何やら外が騒がしいことに気付いた。




起きて外を伺ってみると





「っ!?」



言葉を失った。




なんで、なんであの人がここに・・・・?




そう、外にいたのは私と一緒に馬車に乗った人だった。




どうして?




なにやら手渡していた。




お金・・・・?



紙幣のようなものが見えた。



< 20 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop