光を求めて
そんな私を見つめ屈むと
「俺と一緒に来い」
そう言ってくれた。
すぐに返事をしたかった。
だけど、また裏切られたら・・・・?
そう思うと返事ができなかった。
「・・・どうしてほしい?」
質問を変えてきた。
「え?」
「お前は俺にどうしてほしい?」
どうしてほしいって・・・。
答えなんて1つしかない。
だけど、それが言えない。
「あ、俺実はさ耳が聞こえないんだよね」
「・・・・」
「だからお前の声なんて聞こえない」
「・・・・けて・・」
「あーあ、耳が聞こえたらな~」
「助けて!!!!!」
「・・・」
思いっきり叫んだ。
涙は止まらない。