光を求めて
希望
目を覚ますと綺麗な部屋にいた。
「あ、気付かれましたか」
「!?」
突然、声が聞こえ体が思いっきり反応してしまった。
「驚かせてしまい申し訳ありません」
スーツを着たお兄さんが困った表情をしてベットのそばにいた。
眼鏡をかけていて真面目そうな人だった。
というか、いつの間にベットに移動したんだろう?
それにここは・・・?
あ、手枷と足枷が外れている。
「色々とお聞きしたいことはあると思いますが、とりあえずお風呂に入ってください」
服を手渡された。
「私も男なので目のやり場に困るのです」
またまた困った表情をしたお兄さん。
「あ、すみません」
咄嗟にでた言葉だった。
「いえいえ。
お風呂はこちらです」
案内してくれた。
「こちらでございます」
「ありがとうございます」
ぺこりとお辞儀をする。
「私は先ほどのお部屋におりますので何かありましたら呼んでください」
「はい」
お兄さんは微笑むと部屋に戻って行った。
お風呂に続く扉を開け入った。
浸かりたい気分だったけど早めに上がろうと思ってシャワーにした。