光を求めて
再会
ヘリが着陸した。
どこかのホテルの屋上だろうか?
操縦士さんに連れられ、ある部屋の前で止まる。
コンコンッ
「失礼します」
がちゃ
扉を開けたその先にいたのは
「千鶴!!!」
お母さんとお父さんだった。
「お母さん、お父さん・・・・」
「千鶴!!」
2人に抱き締められた。
「よかった。本当に良かった・・・」
「怖かっただろう、早く見つけてあげられなくてごめんな・・・」
私たちはお互いに抱き合いながら泣いた。
「痛かったよな、ごめんな、ごめん・・・」
上川さんに手当てしてもらった箇所を触りながらお父さんが呟く。
「大丈夫だよ、こんなの痛くないから」
泣きながら話す。