光を求めて
ベットに倒れる。
涙が溢れてきた。
体が痛いとかじゃない。
悲しい。それだけが私の心を埋め尽くしていた。
会いたい。泉さんと上川さんに会いたい。
あの時の銃声が頭から離れなかった。
私と出会わなければ2人はこんな目に遭わなかった。
私のせいだ・・・。
2人は助けてくれたのに私は何もできなかった。
もう感情がぐちゃぐちゃで涙が流れるだけ。
ずっとずっと・・・。
「うわああああああっ」
枕に顔を沈め声を上げた。
「ごめんなさいごめんなさい・・っ」
ひたすら謝っては泣く。
たったの数時間しか一緒にいなかったのに私の中で大きな存在になっていた。
「泉さん・・・。上川さん・・・」
2人のことを考えながら私は気付いたら眠ってしまった。