光を求めて



家の表札を見ると



『巽組』



と書かれていた。



「お母さん、なんて読むの?」




「そのうち分かるよ」




「そう?」



お父さんを先頭に玄関に向かった。




玄関に向かうとスーツを着た男の人が1人いた。




「お待ちしておりました。」



そう言うと家の中を案内してくれた。



「こちらでお待ちください」



ある一室へと案内され、それだけ言うと出て行ってしまった。




「大きな家だね」



「そうね」



庭をボーっと見てると障子が開いた。




「え・・・」




中に入ってきた人を見た途端言葉を失った。



< 59 / 74 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop