光を求めて
静かになったのがわかると私を担ぎ上げ、部屋の外に連れ出す。
「いっ!」
降ろしてもらうかと思ったけど投げ捨てられた。
床に強く叩きつけられ起き上がることができなかった。
そんなのお構いなしに私を殴ったり蹴ったりしてきた。
「やめっ!・・・・いっ・・っぅ・・」
声をあげることもできず殴る、蹴る。
手で顔を覆うことしかできなかった。
しばらく暴行が続いたが飽きたのか私の手と足を手枷と足枷で繋ぐと無理矢理立たせ歩かされた。
殴られたところから血がでてきており、蹴られたところは青くなっていた。
いきなりのことに頭がおいつかず泣くことしかできなかった。
流れた涙が手枷に落ちる。
「~~~~!!」
なにを言ってるのかさっぱり分からない。
きっとここは日本ではない。
外国だ。
黒人で目つきが鋭く直視できない。