坂道では自転車を降りて
「イマイチなの?」
「うーん。ちょっとね。」
「”あっ”が足りないんだ?」
「足りないんじゃなくて、なんか、上手く纏まらないと言うか、なんでだろ。自分でもよくわからないな。」
「ごめんね。最近、私との事でずっとテンパってばっかりだったからじゃない?」
「うっ。」
多分、そうだ。
「私もね、最近ちっとも描いてないの。気持ちが落ち着かないと描けないよね。笑。」
そうだったのか。
「私、描きたいものが見つからないときって、他の人の絵を見るよ。図書館や美術館にもいくけど、手っ取り早くは、美術室に置いてあるみんなのスケッチブック勝手に開けちゃったりする。笑。普段大人しい人が、大胆な絵を描いてたりして、面白いよ。」
「そんなことしてるの?悪いやつだな。」
俺が美術の授業で嫌々描いた絵も見られてるってこと?
「まあ、堅い事言うなって。」
「君、そういうところ、かなりルーズだよね。見られている方の気持ち考えないの?」
「うーん。でも、授業中だったら、回りの人が覗いて見てる絵でしょ?日記とかじゃなくて、テストの点数くらいの恥ずかしさじゃないのかな?」
「恨まれても知らないぞ。」
「だから、コソコソ見てるよ。神井くんも内緒にしてね。」
「。。。。。」
「うーん。ちょっとね。」
「”あっ”が足りないんだ?」
「足りないんじゃなくて、なんか、上手く纏まらないと言うか、なんでだろ。自分でもよくわからないな。」
「ごめんね。最近、私との事でずっとテンパってばっかりだったからじゃない?」
「うっ。」
多分、そうだ。
「私もね、最近ちっとも描いてないの。気持ちが落ち着かないと描けないよね。笑。」
そうだったのか。
「私、描きたいものが見つからないときって、他の人の絵を見るよ。図書館や美術館にもいくけど、手っ取り早くは、美術室に置いてあるみんなのスケッチブック勝手に開けちゃったりする。笑。普段大人しい人が、大胆な絵を描いてたりして、面白いよ。」
「そんなことしてるの?悪いやつだな。」
俺が美術の授業で嫌々描いた絵も見られてるってこと?
「まあ、堅い事言うなって。」
「君、そういうところ、かなりルーズだよね。見られている方の気持ち考えないの?」
「うーん。でも、授業中だったら、回りの人が覗いて見てる絵でしょ?日記とかじゃなくて、テストの点数くらいの恥ずかしさじゃないのかな?」
「恨まれても知らないぞ。」
「だから、コソコソ見てるよ。神井くんも内緒にしてね。」
「。。。。。」