坂道では自転車を降りて
彼女の首筋の色に合わせて、ドーランを塗る。色味も難しいけど、厚塗りしすぎると不自然だ。結構難しい。細いうなじ。髪をあげて、襟を広げて、首筋に触れる。なんだかものすごくエロチックな雰囲気だ。心臓がバクバク鳴って、手が震える。夕べ、俺はここに吸い付いて、ちうちうやっていたわけだ。バカな事をしたもんだ。
原は、倉庫に残ってどうでも良い話を彼女としている。さすがに目線は窓の外だが、赤い顔をして、、。なんで出て行かないんだ?親友だからって、こんなシーンに同席してもらいたくはない。顔から火が出そうだ。
「ふぅ。こんなもんかな。」
「ありがとう。」
処置が済んで、倉庫から出ようとすると、原が制した。
「俺と出よう。」
まずは俺と原で出る。後から彼女が倉庫をでた。椎名達がこちらを見た。いつの間にか生駒さんや山田も増えている。倉庫で何をしているのか、噂されていたに違いない。当然の反応だが、俺も多恵もゲンナリしてしまった。そうか、原はそれで一緒に居てくれたのか。。2人だけで倉庫にいつまでも籠ってたら、そりゃ、まずいよな。
「みんな、ごめん。それで、引き戸、、見る??」
「先輩、次体育なんでしょ?もう時間ないし、、放課後で良いですよ。」
「。。。ごめん。放課後には必ず見るから。」
さすがにこれは、まずいな。彼女が部に居づらくなってしまう。今思えば前に椎名達を追い出したのも良くなかった。部室でいやらしいことをしていると噂されても仕方が無い。彼女が以前にも増して部室に現れず、俺と部室で顔を合わせるのを避けていた理由が納得いった。俺が無頓着すぎた。
原は、倉庫に残ってどうでも良い話を彼女としている。さすがに目線は窓の外だが、赤い顔をして、、。なんで出て行かないんだ?親友だからって、こんなシーンに同席してもらいたくはない。顔から火が出そうだ。
「ふぅ。こんなもんかな。」
「ありがとう。」
処置が済んで、倉庫から出ようとすると、原が制した。
「俺と出よう。」
まずは俺と原で出る。後から彼女が倉庫をでた。椎名達がこちらを見た。いつの間にか生駒さんや山田も増えている。倉庫で何をしているのか、噂されていたに違いない。当然の反応だが、俺も多恵もゲンナリしてしまった。そうか、原はそれで一緒に居てくれたのか。。2人だけで倉庫にいつまでも籠ってたら、そりゃ、まずいよな。
「みんな、ごめん。それで、引き戸、、見る??」
「先輩、次体育なんでしょ?もう時間ないし、、放課後で良いですよ。」
「。。。ごめん。放課後には必ず見るから。」
さすがにこれは、まずいな。彼女が部に居づらくなってしまう。今思えば前に椎名達を追い出したのも良くなかった。部室でいやらしいことをしていると噂されても仕方が無い。彼女が以前にも増して部室に現れず、俺と部室で顔を合わせるのを避けていた理由が納得いった。俺が無頓着すぎた。