坂道では自転車を降りて

「教えて。君の部屋に行ったら、私何をしたらいいの?君はどうしたいの?」
「え、今?」
「だって、その日じゃ、遅くない?」
確かに。。
「そうだけど。。え?」
「うん。」
彼女は真剣な目で俺の言葉を待ってる。え?本当に俺が説明するのか?今ここで?

「そりゃあ、抱き締めて、キスして、、沢山キスして。」
「うん。」
「それから、君の、かっ、、身体に。。」
なんだか。また恥ずかしくなって来た。
「身体に?」
真顔で尋ねる彼女に、なんかすごい違和感が。

「いや、えっと。。」
「前みたいに、触るんだよね?」
「うん。」
「いいよ。」
「とにかく、体中触るよ。全部。」
「い、、いよ。大丈夫だよ。多分。」
真剣な表情で頷きながら答える。なんか、、違う話をしているみたいな、、。

 体中って、腰や胸だけじゃないんだぞ。分かってるのかな?それに、その時、自分がどんな反応をするのか、この子は全然知らないんじゃないだろうか。。
「それから?」
それからって、、まだ言わせるのか。そういうプレイか?
「そっそれに、君の裸だって、、見てみたい。本当は。。」
やばい。俺、何言ってるんだ?なんでこんな事になってんだ?
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