坂道では自転車を降りて

「そ、そうなんだ。」
彼女も恥ずかしくなって来たらしい。紅くなって言葉を濁し始めた。
「触るだけじゃなくて、あちこち舐め回したり。さ。」
ええいっ。もうヤケクソだ。
「舐める?」
今度は怪訝な顔になる。
「してもいいの?」
「別にいいけど。。」

簡単に言うけど、どこを舐め回されるのか、全然解ってないだろ。君は。
「体中、全部だよ。」
「え?」
また真面目な顔で聞き返す。
「一番恥ずかしいところも。」
「?。それって、どこ?」

どこって。。怪訝な顔で真っ直ぐ見られて、こっちが恥ずかしくなって、目を反らす。
「それ、言わせるの?君も案外エッチだな。」
「。。。。ごめん。」
分からないんだ。分からないのかなぁ。ってか、なんで知らないの?

「パッ、、、パンツの中とか。。」
「え、え?今、舐めるって言ってなかった?」
「そうだよ。舐めるよ。そこを。」
「はぁ?神井くんが?嘘でしょ。」
本気で冗談だと思ってるらしいけど。
「嘘かどうか、試してみる?」
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