坂道では自転車を降りて

 今日は涼しげなシャツを羽織って、中にはタンクトップにショートパンツを履いてる。タンクトップの裾から手を入れてブラをずらして熟れ頃の果実に触れる。小ぶりだけど掌に丁度良く収まって、ふにふにと柔らかい。何より感度が最高だ。俺にとって完璧な、俺だけの乳房。プールの後だからか、手触りがサラサラだ。彼女はうずくまるような姿勢になって、熱い息が漏れる。俺の手を掴んで爪を立てた。

「嫌?」
訊くと首を横に振った。
「やじゃ、ない、よ。でも。」
先端の突起に触れるとびくんと仰け反り、色っぽい悲鳴が漏れる。
「はぁぁんっ。」
 こんなに反応するなんて。ここって、そんなに感じるんだろうか。どう考えても正気の彼女から出てくる声じゃない。

 女の子の躯は本当に不思議だ。柔らかくて弾力があって、俺が触れると反応する。俺の腕の中でくねくね動いて、別人のような色っぽい声をあげる。優しく愛撫を続ければ、恍惚とした表情になって、開いた口から乱れた吐息と甘い喘ぎ声が小さく漏れる。俺だけが知ってる、俺だけが触れる事を許された躯。

 あー、今日はなんだかとことん可愛がってやりたい気分だ。母さんもいないし、兄さんも留守みたいだから、彼女が声を上げても大丈夫だ。嬉しくなって腕ごとぎゅっと抱き締める。「あぁ。」2人同時に歓喜のため息を漏らした。彼女の躯から力が抜けて行く。好きだ。大好きだ。誰にもわたしたくない。

 感極まってしばらくじっと抱き締めていたら、正気に戻った彼女がモゾモゾ動いて俺の腕の中から出てしまった。どうするのかと思って見ていると、こちらを向いて俺に抱きついた。俺の膝の上に跨がって、やわらかな身体をぴったりと寄せてきた。
 うっわぁぁ。俺の脚の上に柔らかい尻と内腿、加えてとても熱いそこの感触。。。腹や胸も密着して包み込むようだ。細くくびれたしなやかなウエスト。耳もとで漏れる彼女の甘いため息に俺の全身が震えた。ゾクゾクする。このまま2人で溶け合ってしまいたい。俺も彼女の身体を抱き締め、首筋に口づけた。

< 763 / 874 >

この作品をシェア

pagetop