坂道では自転車を降りて
「もちろんいいけど、いつも描けるとは限らないよ。ピンと来ないと、全然浮かばないというか、描けないんだ。本も一緒?」
「そうか、一緒なんだな。」
自然と笑い合う。
「でも良かった。」
「何が?」
「春の公演が上手く行って。」
「そうだな。」
「ちょっとだけど、気になってたの。前回の脚本、春じゃなくて、ほら、クリスマス公演用に君が書いたヤツ。」
「ああ、クリスマスっぽくないヤツ。」
「うっかり言ってしまってから、後悔したの。なんか、私、何をやってんだって。」
「確かにね。」
「怒ってたでしょ?」
「まあ、しばらくは。。」
「本当に、ごめんね。」
「いや、最終的に採用されなかったのは、本の出来がよくなかったからだ。君のせいじゃない。」
「そうか、一緒なんだな。」
自然と笑い合う。
「でも良かった。」
「何が?」
「春の公演が上手く行って。」
「そうだな。」
「ちょっとだけど、気になってたの。前回の脚本、春じゃなくて、ほら、クリスマス公演用に君が書いたヤツ。」
「ああ、クリスマスっぽくないヤツ。」
「うっかり言ってしまってから、後悔したの。なんか、私、何をやってんだって。」
「確かにね。」
「怒ってたでしょ?」
「まあ、しばらくは。。」
「本当に、ごめんね。」
「いや、最終的に採用されなかったのは、本の出来がよくなかったからだ。君のせいじゃない。」