最凶赤姫の涙 ~絆~
赤姫
過去
目が覚めたそこには、彼女の顔が見えた。
「赤姫さん!!」
そう言って私を抱きしめた。
「なんで、そんなに私を……」
「決まってる。」
「友達だから。」
……私は、強がっていた。
嬉しかったくせに。
でも、やっと正直になれるんじゃないかな
「友達……なら、どんな話でも聞いてくれるのか……?」
「うん!」
「私の過去だ……」
「赤姫さんの?……」