吸血鬼と狼男と悪魔のこどもたち
ギク…
正直に答えるべきか迷ったが
スカイなら平気だろうと思い、
本当のことを話す。
「……えっと…ブルーファイティル……です。」
これは、人間界で言う、“虎”に似てる。
しかし、決定的に違うのは、
大きさだ。
このブルーファイティルは、
象のように大きい。
今は、僕の力で“虎”と同じくらいの
大きさにしている。
「ええっ!!!ブルーファイティル!?
あの、貴重な価値のある
ブルーファイティル!?なぁ??」
思った以上に驚いているスカイ。
「ええ、そうですよ。
初めて見ますか?」
何だか微笑ましく思える。
無邪気なスカイ、キミハトテモオイシソウダ
ああ、押えが効かなくなりそうだ。