吸血鬼と狼男と悪魔のこどもたち
嗚呼、辛い。
ツライ、ツライ、ツライツライツライ………
『キミの心は美味しそうだねぇ~』
トンッ
ビクッ
誰かが私の肩を叩いた。
目の前にはスカイ。
ビックリしている私を見てスカイは言う。
「呼ばれたから行くぞ。」
えっ……??
「一人ずつじゃなかったの…??」
「あの女の人が“二人とも”、って言ってた。」
親指を立て、指さしている。
怒って…ないんだ……。
少しホッとしている。
「わかった。」
立ち上がり、スカイと一緒に
バルク様が入っていった試験会場に向かう。