吸血鬼と狼男と悪魔のこどもたち
「つまり、
私たちがやらなくてはいけないことは
名前を決めることですね?」
ミニキが聞く。
それにおじいさんは
一つ頷いた。
「人間界へ行くまではこの大神童に
宿泊してもらう。
また、ここから出るのも禁止する。」
そう言い終え、
パチンっと
指を鳴らした。
その瞬間、5人いた兵士のうち
1人が前へ出てきた。
「初めまして。
部屋にご案内致します。
ついて来てください。」
そう、短く言い、
男は歩き出した。