吸血鬼と狼男と悪魔のこどもたち
ドアの鍵を閉められた。
そして、
「いや〜、
こんな簡単に入れちゃダメでしょ?」
おどけたように言っているが、
実はとてつもない魔力があり
力ではとても叶わない。
「何しに…来たのですか」
先ほどの試験を思い出すと
身震いがする。
そう……
この試験管は…
私を______…
「あれ〜?何って決まってるでしょ?
‘‘教育’’だよ?
…さっきみたいにね。」
すると、
突然お姫様抱っこをされ
ベッドまで連れて行かれる。
「いや…‼︎」
「さっきは‘‘もっと”だったのに?」
こいつは私の心を壊す気なのだ。
悪魔の心を壊すことなんて
できやしない、そう考えていた。
…が、あいつも同じ悪魔。
私より年上だから
色んな知識を持っている。
「ねぇ、あの時の快楽を覚えてる?」
忘れるはず、なかった。
屈辱とそれに快感を得た自分に苛立つ。
ベッドに私を押し倒す。
下手に暴れるとナイフで殺られる。
悪魔は精神的にやられなければ、
肉体なんていくつでも再生できる。
…が、こいつは精神も
崩壊させようとしてくる。