吸血鬼と狼男と悪魔のこどもたち
その思いは伝わったらしく、
スカイが話し始めた。
「我が名はルカ。
器名は、鷹梨和輝(たかなしかずき)。」
そして、ミニキの前に真っ黒黒ノ助を
移動させた。
「我が名はミラク。
器名は岐々桜冬実(きかざくらふゆみ)」
真っ黒黒ノ助の目をじっと見つめ
僕の前に戻した。
「以上3名。
契約のため、血肉を与える。」
そして、真っ黒黒ノ助は
僕の腕に噛み付いた。
ブシュ______…
グチョ…グチョ…
ゴクン
真っ黒黒ノ助が飲み込んだのと同時に
腕に紋章が表れる。
それをスカイ、ミニキも終え、
真っ黒黒ノ助は僕らを見回し
『契約は終了した』
と、言い消えていった。