幸せの行方

✡✡千佳サイド②


次の日、覚めるが
目が開かない
不安になり······
「お兄ちゃん!」と、呼ぶと

「千佳、目が覚めたか?
目が開かないだろう。
かなり冷やしたりしたが、ダメだな。
これを飲め。」
と、ミネラルウォーターを
渡してくれながら
「少し、食べれるか?」
と、訊ねてくれるが
私は、首を横に振る。

「ゼリーなら、
なんとか食べれるか?」と。
それも、一口、二口しか食べれなかった。

「横になると良い。」
と、兄に言われて
横になると
兄が頭を撫でてくれて
安心からか、そのまま
また、眠ってしまった。

兄が、心配そうにみていることも
知らずに。

次に目が覚めたら、
夜になっていて
お風呂に入りたいと兄にお願いして
お風呂に入った。

その間に
兄は、食事の準備をしてくれて
目の腫れも少しは治まり
少しだけだか食べる事ができた。

兄から
「千佳。
明日まで、ここにいろ
明日の夜も、目の腫れが
引かないなら、
会社は、休むしかない。」
と、言われた。

「ありがとう、お兄ちゃん。
ごめんね、心配ばかりかけて。」

兄は、何も言わず頭を撫でてくれた。
私は、兄の膝を枕にまた、
眠りについてた。


信也は、
寝てる間も、
涙を流す千佳の
涙を拭きながら
大切な大事な妹に
何をしたのかわからないが
ただ、ただ、あいつが
許せなかった。
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