幸せの行方
もう二度と
✡✡千佳サイド
さくらさんと話してから、
考えて、誠さんの所に行き
きちんとしようと思った。
お兄さん達にも、迷惑ばかりだから。
ヒロ君に話すと、
「俺も行く」
と、言ってくれた。
ヒロは、千佳の腕に
奴からもらった時計がいまだに
はめてあることを知っていた
それも、心配だったから
着いていくことにした。
千佳は、俺にとって大切な存在だ。
千佳が泣くことは、避けてやりたい。
他愛ない、話をして
奴の所についた。
千佳は、
「一人で、行ってくるから待っていて」
と、言って車をでた。
俺は、車からでて、外で待った。
千佳は、手に冷や汗が出ていたが
‥‥誠の家のブザーをならす‥‥
ドアが開いて
中が、見えると
あの、女の人が見えた。
誠は、
「ちっ‥か?」
「こんな風に、なっているなら、
来る必要なかった。
もう二度と私の所には、
来ないでください。
迷惑なんです。」
と、言って、彼からもらったもの
全てを玄関に置き、その場を出た。
誠は、
「違う、違うんだ
千佳、千佳、待って。」
と、追ってきたが
千佳は、
「もう、来ないで下さい。
あなたとは、もう二度と
あいません。」
と、叫んでいると、
横から手が出てきて
抱き締められた。
・・・・ヒロ君だ。