幸せの行方
お店をでて、歩いていると
車が、近づいてきた。
なんだか、まっすぐに
私達の方に進んでくる
危ない!!と、
とっさに、硯さんを押した。
‥‥‥‥‥‥‥車は‥‥‥私の、
‥‥‥‥目前で、止まった。
私は、ガタガタと震え
座り込んでしまった。
「お前!何を、やってるんだ!!」
と、硯さんが、車から男を引きずりだし
殴った。
‥‥えっ‥‥‥‥‥‥ま‥こと‥さん?‥‥
「千佳、ごめん、
お前が、男と一緒に要るところを
みて、かぁっと、なって‥‥‥」
と、私に近づいて来るから
あまりの、恐さに
私は、首を振りながら
後ろに下がり涙をながす‥‥
もうすぐ、私に手が届くところで
違う腕が、私を抱き締めてくれた。
・・・硯さんだ‥‥‥
「お前が、千佳ちゃんと、どんな関係か
わからないが、触るんじゃない!!
こんなに、ふえてる子に。」
と、叫んだ。
すると、誠は、慌てて車に戻り
去った。
私は、怖すぎて
恐怖から、抜けられず
硯さんのシャツを掴んだ手を
離せなかった。
その間、硯さんはマスターに
電話してくれて・・
「ちかっ」と、走ってきたのは、
ヒロ君で、私はヒロ君に
支えられて帰宅した。
私が、硯さんに抱き締められた姿を、
硯さんの奥さんが、
見ていたことに
まったく、気づいてなかった。